美しく咲いた状態を長期間楽しめるように、
生花に特殊な薬液と色素を吸収させているのがプリザーブドフラワーです。
水を必要としないため、インテリアフラワーとしてはもちろん、
店舗やホテルなどのディスプレイ、ファッションやアクセサリーへの展開など、
生花では実現できなかったさまざまなシーンで
フレキシブルに活用できる花なのです。

その魅力は、なんといっても豊富なカラーバリエーション。
生花には存在しない色も続々と誕生し、フラワーデザインの可能性を無限に広げました。
薬液・色素はオーガニック素材や、人体・環境に影響のないものを
使用しているので安心・安全です。

花びらはやわらかで、まるでベルベットのような感触。
プリザーブド加工の際、薬液・色素は植物がもっている力で無理なく吸収させるため、
花本来の美しさや感触を損なうことはなく、
生花と同じような“癒し”を実感していただけます。

1991年、フランスで「寿命の長い花」として発表され、
その後、一流のフラワーデザイナーたちがアレンジメントに用いて、瞬く間に人気となりました。
生産地は、ヨーロッパ、アジア、南米、アフリカ、オーストラリア、日本など。
世界中の花の産地で生き生きと育った花は、現地で一輪ずつ大切にプリザーブド加工され、
私たちの手元に届きます。

バラ、カーネーションからスタートしたプリザーブドフラワーですが、
現在ではアジサイ、キク、ガーベラ、ラン、カラー、くちなし、葉物など種類も豊富になりました。
また、かわいらしい小花からあでやかな大輪までサイズも多彩。
花びらの開き方もより自然になるなど、その進化はとどまるところを知りません。